標高差:719m

2011年06月05日(当時62歳)


日本二百名山に戻る

山梨県山梨市三富下釜口
登り:1時間59分
下り:1時間58分
トータル:6時間17分 (旧道歩き時間を除く)
ウィキペディアから
  南麓には笛吹川支流の徳和川が南東流し、徳和渓谷を形成しつつ笛吹川と合流する。 西面には岩壁がそびえる岩山で、南アルプスや奥秩父の山々、富士山が遠望できる。 『甲斐国志』に拠れば、1330年に現在の甲州市(旧塩山市小屋敷)に恵林寺を開いた夢窓疎石が修行したということで知られ、乾徳は恵林寺の山号になっている。 山には国師が座禅をしたといわれる座禅石や髪剃岩、天狗岩などの奇石があり、中腹には同じく国師との関わりを伝える銀晶水、錦晶水などの水飲場があり、山岳信仰にも関係していると考えられている。
Road Map :中央道を一宮御坂ICで下りてR140に入り三富から大平牧場を目指す。
Route Map:大平牧場を基点に道満尾根から登り、下山道で国師ヶ原に下りる。
乾徳山 黒金山分岐 高原ヒュッテ跡 国師ヶ原 国師ヶ原分岐 徳和分岐 大平牧場P
7:40 7:48 8:48 8:49 9:06 −−− 9:38
日本二百名山』 変化がある良い山だったが大平牧場の有料駐車場の高さがが後味悪い。
大平からの登山道
  大平からの登山道はあまり知れていない様であるが、ガイドブック通りの徳和から登る
登山道より往復で3時間以上は楽出来る様だ。 それの代替が有料駐車場とは知らなかった。大平牧場までの林道はかなり下の方にしか、空スペースが無かったので、別述している様に
林道上側で探す必要がある。 複数人数だったら地元に金を落とす意味でも潔ぎよく払って
下さい。
乾徳山の感想
  楽に登れる2千m峰としては、道満尾根以後が面白かった。 和気アの管理人、藤本さんに鍛え上げられた影響か、難壁だとの噂の天狗岩は物足りない程だった。
西沢渓谷に行く
  下山時に合ったハイカーが西沢渓谷は直ぐ近くなので、是非、行っときなさいと強く勧めてくれたので、帰りの駄賃として行くことにした。
大平牧場P 登山口 徳和分岐 国師ヶ原分岐 月見岩 扇 平 髭剃岩 乾徳山
5:27 5:34 5:59 6:06 6:39 6:43 7:06 7:26

前日の移動
  国師ヶ岳登頂後、道の駅 ”まきおか”で車中泊とし、早朝に舗装された6kmの林道で大平牧場に向かう。

133乾徳山 (2,031m)
登山者用駐車場に戻って車を停めると集金ババァが直ぐに来たのでクソ高い
¥800をしぶしぶ払う。 暇なババァが通る車を見張っている様だ。登山口の地元のおっさんはたまたま居ただけで、いつも見張っている訳ではなさそうだ。 後で気付いた裏技として、登山口から更に林道を上り詰めると、次の登山口となり路肩に車を停めれば駐車料金を払わず、しかも最短ルートで登ることが出来そうだ。 誰かやってみて!
6kmの舗装された長い林道を上り詰めて”大平牧場”に着くとこの標識が・・・駐車料金は払いたくないので更に林道を上っていくと登山口があった。 が、ここを地元のおっさんが車で道を塞いでいて、戻って駐車場に停めてくれと言う。 登山口にはやたら広い駐車場があるのに戻るのは悔しいので問いかけると、ここはわらび採りに来る人の駐車場だと言う。
腹が立つが諦めて有料駐車場に引き返す。
駐車場を5時27分に出発して、大平牧場を歩いて行く。
牧場内の施設は全て廃屋となっており、牧場としての経営は
出来ていない様に見えた。
7分程歩くと ”登山口”に着く。 先程、地元のおっさんと揉めた所だ。
左手には広い駐車場があるが、集金がやり難いので、下の駐車場に停め
させるのだと思う。 林道のこの先にゲートが無ければ、上の登山口に
行くことが出来る。(全て後日、気付いたことです。)
登山口から7分で広い林道に出る。
ここが上の登山口で、ここまで車で来れば全てがハッピーになる。
この道はグネグネと伸びる林道のショートカットの様だった。
29分の所に ”水場”があったが、何の表示もなかった。
林道跡の様な広い登山道を緩やかに登って行く。
36分で林道の様な広い道に出る。 ここが国師ヶ原への ”分岐”と
なっており、登りは道満尾根から、下りは国師ヶ原に行こうと思う。
32分にて ”徳和”からの登山道の ”分岐”に着く。
地図で見ると徳和からの登るのが一番ロングコースの様だ。
直ぐに傾斜のほとんどない水平道となり、見上げると花の
適期は過ぎているがツツジが一杯に茂っていた。
分岐からは傾斜がきつくなり、しばし急登が続く。
単調な水平道より、岩ゴツゴツの道の方が
変化があり疲れずに元気が出てくる。
穏やかな道満尾根も後半には岩場が出てきて、
退屈さを紛らわしてくれる。
1時間10分、ここまで展望の利かない樹林帯であったが、
ここで一気に展望が広がり、前方に ”乾徳山”が見え出した。
広々としたカヤ原から下方を見ると雲海が広がっていたが、
上空にも薄雲があり冴えない展望となってしまった。
”月見岩”の直ぐ上に ”扇平”(1,850m)の表示があったが、
カヤ原の一番上の場所に当る。
”月見岩”の名前には何か適当な謂れがあるのだろう。
今の所、登り困難な所は無く、順調に消化して行く。
”扇平”からは再び展望の利かない樹林帯となり、
登山道は勾配を増すと共に大きな石で歩き難くなってくる。
道満尾根までは乾徳山らしくないと思っていたが、扇平を
過ぎてからの雰囲気は乾徳山らしく、気分良く歩けた。
次第に険しい道となり、赤ペンキに従って足を進める。
見上げると見逃し易い所に ”髭剃岩”の表示があったが、
どの岩が髭剃り岩か判らない、多分、写真の岩が髭剃岩だと思う。
面白い岩峰登りが続く。
本来 ”茅ヶ岳”が見える方向の展望。
”髭剃岩”の上から振り返り見た、本来 ”富士山”が望める展望。
更に上によじ登ると ”月見岩”、”扇平”が望めた。
折角、よじ登った岩峰からやばい梯子で下りることになる。
大きな ”くさり場”岩峰を見上げる。
”くさり場”を登り切ってから下を見る。
新旧2本のくさりが設置してあったが、傾斜が緩く、グリップも
多いのでくさりを頼る必要はまったくなし。 ボルダーで登ってみる。
展望の開けた崖っぷちに出た。 中々の高度感である。
同じく展望所から ”国師ヶ岳”方面を見るが、
特徴のある山がなく、まったく同定出来ていない。
山頂直下の ”天狗岩”着くと小学5年生がトライ中だった。
下山迂回路があるのに、わざわざくさりで下って行ったが、
先頭のあんちゃんは不慣れな感じで時間が掛かっていた。
こいつらの為にボルダーで登れなかったが、登ったとしても
誰も写真を撮ってくれない寂しさがある。
1時間59分にて ”乾徳山”(2,031m)に着く。
360°の大展望であるが、梅雨曇りの天気が悔やまれる。
小学5年生のボクにシャッターを押して貰う。
オヤジに引き吊られ数々の有名山を消化しているとか。
本来 ”富士山”が見えている方向。
本来、金峰山、国師ヶ岳が見えている方向。
(見えているのかも知れない)
本来 ”甲武信ヶ岳”が見えている方向。
(これも見えているのかも知れない)
楽な下山路を予想していたが、中々、激しい道を下る。
山頂で14分程、展望を楽しんだ後、下山するが、
乗っけから古い鉄梯子の激下りから始まる。
激下り8分で ”黒金山分岐”に着く。 ”黒金山”の方が標高が高いが、
”茅ヶ岳”で懲りているので ”黒金山”には行かなでおく。
少し下ってから振り返り見た ”乾徳山”の山頂。
涸れ沢に出ると登山道はあってない様なもの、
適当に下って行く。
激下りではないが、険しい道をどんどん下って行く。
長い急斜面を下り終えると水平道に近いトラバース路となる。展望が利かず、見所無く退屈な道が続く。
くさりが必要な程ではないくさり場を通過する。
やっと道標があったが、方向だけで距離も時間も書いていない。
歩き易く、明るくて雰囲気の良い道ではあるが、長く退屈。
”高原ヒュッテ”から直ぐの所が ”国師ヶ原”だった。
ここは3方向の分岐となっているので、間違わない様に
充分確認して”大平”方向に進む。
下山1時間08分にて ”高原ヒュッテ”らしい所に着くが、
既に廃屋となっており、何の表示も見当たらない。
この前に小学5年生の親子ハイカーがテントを張っていた。
1時間15分にて ”富士見百景”に着くが ”富士山”方向は
真っ白で ”富士山”が見えてるのか確認不能だった。
”国師ヶ原”からは穏やかに登り返して行く。
”富士見百景”の地点から振り返ると ”乾徳山”が見えていた。
林道の様な広い道を登り時の分岐まで戻る。 国師ヶ原側を下山路に
選んだのは結果、失敗だった。 道満尾根をピストンしている方が
短時間で下山出来て面白かったと思う。
登山口の広い駐車場はガラガラのまま、牧草地ではハイカーが
わらび採りをしているのみ。 どこがわらび採り者用の駐車場なのか!
下山1時間58分にて駐車場に戻る。 複数人数で駐車料金を
払うのなら安いものであるが、おいらは一人様なので、
駐車料金の高さにまだムカムカしている。
06/04 06/04 06/05 06/05
茅ヶ岳 国師ヶ岳 乾徳山 西沢渓谷
2011年度の中部の山遠征
けんとくさん
2024年3月7日改定
1時間12分にて ”月見岩”に着く。 何の変哲もない岩が転がっているだけ。
オヤジの指示で躊躇なく登って行っている。
天狗岩はクラックを使ってボルダーで登る予定だったのだが、
上で3名が下ろうと待っているので、あまり待たしても
悪いと思いくさりで登ってしまった。
”天狗岩”を登り切ると、そこは ”乾徳山”の山頂となっていた。